今年の『G・Wツアー』は沖縄の伊良部島でした♪伊良部島は沖縄本島の南西に位置する宮古島に引っ付いている離島の1つですが、その伊良部島には下地島が橋で繋がっています。 (橋と言っても、そこら辺の川を渡る橋より小さな橋ですが・・・)
実は、世間で広く『宮古島のダイビング・ポイント』と紹介されている内、質も量も、その殆どが伊良部島・下地島に有ります。そんな訳で、潜る島の民宿さんやダイビング・サービスさんを使わせて頂くのがせめてものマナー・・・と言う事で、私達『B・B・D』はいつも伊良部島内の民宿さんとダイビング・サービスさんにお世話になっています。
で、そのダイビング・サービスさんは『海風(インカディ)伊良部島』さん、既に8年近いお付き合いとなっていますが、オーナー・ダイバーの陣内ご夫妻の心地良さは本当に温かいもので、お会いする度に感銘している私です。。。
しかも奥さんの由美ちゃんの手料理ランチは本当に美味しい!
また、民宿は『カテラ荘』さん、こちらは穏やかなお母さんが売りの親しみ易い民宿さんです。
で、帰りには『持って行くさぁ♪』と『島バナナ』を1房 頂きました(^^)
さて、そんな素晴らしい伊良部島ツアーにご参加頂けたのは私が兄貴と慕っている小野さん、熱烈ダイバーの戸張ご夫妻、スタッフの優ちゃんと私、それになんと今回はホッチーが来てくれました・・・!
それでは、そんなメンバーさんで潜った伊良部の海の一部をご紹介しましょう。
◎ 通り池
伊良部島で一番 有名な観光スポットの通り池、これは海岸近くの岩場にポッカリと大きな丸い池が2つ 並んでいるのですが、なんと外洋から水中を抜けて その池に浮上する事が出来ます。
外洋に係留したボートからエントリーして水中を崖に向かって近寄って行くと、ー20M辺りに大きなアーチが見えて来ます。そのアーチを潜り抜けて浮上するのですが、底では海水だったのが途中で雨水に変わる為に出来る、猛烈なケモクラインの中を抜けて浮上を続けると、ついには池の水面に浮上出来ます。
水面にプカプカ 浮いていますと、池の周囲は遊歩道になっていますので観光に訪れている人達に出会えて手を振ったりと、ダイバーで無いと経験出来ないような楽しみを味わえます♪
まぁ、ユカタン半島の『セノーテ』をイメージして頂けるとピッタリかなぁ・・・?
◎ ミニ通り池
前述の通り池をギューッと小さくした『ミニ・通り池』、雄大さは有りませんが、水面に顔を出すまでの経路が複雑で、ちょっとしたドキドキ感が味わえます☆
◎ アントニオ・ガウディ

少し深いのですが、水中の地形の神様のイタズラとしか思えない、
縦横に開いた大きな穴が組み合わさっています。 見る位置を上手く合わせると『ハートの形』(←左写真参照)に見える穴が有ります。
◎ 魔王の宮殿
こちらは、地形の神様の優秀作品で、細い横穴と縦穴が組み合わさった、非常に複雑な地形を楽しめます。
それだけに充分な浮力コントロールとフィン・ワーク・スキルが必要なんですが、是非とも『B・B・D』のメンバーさんにお楽しみ頂きたいポイントです。
◎ ロウニンチー
ドロップ・オフ沿いのー35M辺りに大きな岩のクレパスと岩の積み重なった根が有り、なんとそこに小さいのでも1mクラスのロウニンアジが合計8枚程、潜んでいました!
かなり近くまで寄らせてくれますので、写真を撮ってもロウニンアジの全身が入らないどころか顔しか入らなかったシーンも有ったようです。
◎ ムチヤギの根
カリフラワーみたいなソフト・コーラルが群生していて、不思議な風景でした。。。
◎ 珊瑚ホール

ここで戸張夫妻がお揃いで『100ダイブ』をお迎えになられました…
でもね、折角 前夜に戸張ご夫妻に内緒で、水中で記念写真を撮る時に拡げる幕に書き込みをしておいたのに、朝 民宿の玄関に隠したまま忘れて出発してしまったのは誰でしたっけ・・・?
そんな事で、思わぬ『忘れられないポイント』になってしまった『珊瑚
ホール』でした。
◎ ホープ・ケープ

今回のツアーのボート・ダイブのファイナル・ダイブで潜ったポイントですが、メンバーさんから絶賛を頂いたポイントでした。細い横穴を進むと狭いホールに出るのですが そのホールは円錐形の縦穴になっていて、縦穴の上部に開いた穴から差し込む沖縄の明るい光が非常に印象的で、大半の時間を この縦穴のホールで過ごしました。
しかも水深が余り深くないので、これまでの深いダイビングが続いた事で貯まっていた窒素のガス抜きにもピッタリ、それに残圧を気にしなくて済むしと、実にリラックスしたダイビングが楽しめました。
次はビーチ・エントリーで・・・。
◎ 中の島
ここは伊良部島のビーチ・ダイブのメッカで、体験ダイブやスノーケリングでいつも賑やかです。
リーフ・エッジで囲まれたイン・リーフを潜っても楽しめるのは勿論の事、リーフ・エッジを越えて外洋に出ると、右手方向に進めば白い砂地とチャネル(中の島チャネル)が組み合わさっていて まるで迷路のような雰囲気を楽しめますし、真っ正面に出ますと なだらかに落ちていく白い砂地の海底が拡がると言う雄大なシ
ーンが堪能出来ますし、左手に進めばー3Mからー27Mまで落ち込む縦穴(中の島ホール)が有るんです…
但し、その穴の降り口までが少し遠いので、残念ながら『絶対にどなたでも大丈夫… 』と言う訳にはいきませんが、真っ暗い縦穴を降り切ると突然 目の前に拡がる青い水は本当に神秘的で見ていて飽きません…。
今回のツアーでは毎日4ダイブ目に中の島を潜りましたが、4日の内 3日は『中の
島ホール』へ回り、1日だけ『中の島チャネル』へ行きました。
ここで今回 勉強させられた事に付いてお話をさせて下さい。。。
伊江島もそうですが、伊良部島でも『各ダイビング・スポット』にはボートを係留するブイが設置して有ります。
この事は、
アンカーを投げ込んで珊瑚にダメージを与えてしまう事を防げますので本当に素晴らしい事なんですが、その事以外に もう一つ勉強させられた事が有りました。
通常、ダイビング・ポイントでボートを係留する時は、『ブイ』に係留ロープを結び付けるだけなんですが、なんとインカディさんは、別にもう1本 アンカーを掛けられていたのです。。。
もちろんアンカーは直接 持って入り、海底の場所を選んでしっかりと掛けてあるのですが、これは
万が一 ブイのロープかボートからの係留ロープが切れてしまった時に船が漂流する事を防ぐ為なのです。
そりゃあ『念の為には、そうしておくべきじゃろ…?』と口では簡単に言えますが、本当に面倒臭い事ですし、現実 他の何処のサービスさんも、そんな手間な事はしないトコが多いのです・・・。
それなのに、必ず毎回 バック・アップのアンカーを掛けていらっしゃる姿には心底 感心してしまいました。
もちろん、考え方も素晴らしいのですが、何よりも それをちゃんと行動に移すって事を、私達も見習わなきゃあね・・・!
さて、予定されたダイビングは全て無事に終了して、いよいよ帰路に付いた最終日ですが、朝の9時過ぎの高速フェリーで宮古島へ戻り、10人乗りのワン・ボックスカーをレンタル、ホッチーのドライブで宮古島一周ツアーに回りました☆
最西端の平良港から出発して最東端の『東平安名岬』で一休み、今度は宮古島の東側海岸側を走り抜けて宮古島の最北端の橋で繋がっている『池間島』にも行ってと本当に大縦断でしたが、実は私は出発日から痛くなり始めていた『虫歯』がかなり痛くて、結構 シーン・・・(~~;)となってしまいました。。。
宮古島一周が終了したら宮古空港へ入りチェック・イン、那覇空港を経て夜の8時頃に広島空港へ帰着、これで全ての日程を無事に終了しての解散になりました!
いつもの事ながら、何かとお気に召さない点が多々 お有りでした事でしょうが笑顔でお許し頂き、心から
感謝しています。 本当にありがとうございました・・・!
今回 ご参加頂けたメンバーさんは勿論の事、残念ながらご参加頂けなかったメンバーさんも、次回は是非とも綺麗な素晴らしい海を楽しんでみられませんか?
スタッフ一同、皆様のご参加を心からお待ちしていますからね・・・!